ご自身で配偶者の浮気を調べようとしたときに、メールなどの間接的な証拠をいくら集めたところで法的手段に訴えるにはあまり意味はなく、最終的には配偶者の浮気を直接指し示すための、不貞行為の証拠を得なければなりません。
ここまで来ると個人のやれる範囲をはるかに超えて、探偵と同様に尾行や張り込みなどの調査を行う必要が出てきます。
ただ配偶者に対して尾行や張り込みをする場合は、ご自身が調査の素人であるということ以前に、身内であるということで失敗のリスクがかなり高いといえます。
では相手にバレることなく秘匿のまま尾行や張り込みを行うにはどのようにすれば良いのでしょうか。
まず変装についてですが、テレビや映画などで見られる探偵の姿はまさに不審人物そのものであり、基本的にはその場にいて不自然ではない服装をすることになります。
例えば専業主婦の方であれば普段は制服を着たりすることがあまり無いため、スーツ姿で髪形を変えれば一見すると誰か分からず、また不自然さも感じません。ただし尾行する相手が配偶者ということもあるのでメガネくらいはかけておいた方が無難でしょう。
尾行に関してはいきなり本番に臨むとリスクがあるので、まずは人通りが多い近隣の駅前等で適当な人を選び、尾行の真似事をして練習を重ねると良いでしょう。ただし人の後をつけるという行為は軽犯罪法に違反する可能性もあるので、どれも早めに切り上げトラブルが生じないように気をつけて下さい。最初の慣れない内は不審者と勘違いされやすいことを肝に銘じておきましょう。
加えて本番の持ち物としては、デジカメよりは小型のビデオカメラの方が撮影しやすいです。尾行が公共交通機関に及ぶ可能性がある場合は、電車やバスにスムースに乗車できるようSuicaなどの電子乗車券も準備しておくと良いでしょう。
張り込みについは、できればレンタカーなどの車両を借りて車の中にいた方が目立たないのですが、車が駐車できない場所であれば立ったまま待つことになります。張り込み現場を事前によく調べ、出入り口が何カ所あるかも把握して待つようにしましょう。
ここまで説明しましたが、これらの行動は素人が行うとどんなに準備万端整えていても失敗したり、バレてしまうリスクが高いです。
尾行や張り込みは、高度な知識や技術が必要です。そのため、ここまで本格的な調査は自身では諦めて、調査のプロである探偵に依頼した方が確実で賢明だと思います。
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